プリリジー

目次

プリリジー (一般名:ダポキセチン Dapoxetine)

早漏
プリリジー
30mg 3錠 ¥6,900
60mg 3錠 ¥13,500
シアリス

プリリジー(ダポキセチン)は現在43カ国で認可されている世界初かつ唯一の医療用早漏(PE:Premature Ejaculation)治療薬で、ジョンソンエンドジョンソン社の製造販売部門であるヤンセン・シラグ社(Janssen Cilag Pharmaceutica 本社ベルギー)、メナリーニ社(Menarini 本社イタリア)から販売されています。 スウェーデン、ドイツ、イタリア、ポルトガル、フィンランドなど欧州を中心に認可が降り、すでに数百万人もの人々によって使用され、その有効性、安全性は確立されています。アジアにおいてもシンガポールなどで認可されております。日本でも2012年から厚労省の許可を得て輸入が開始されています。

早漏症の原因の一つに、射精を調整する上で重要なホルモンであるセロトニンが十分でないことが挙げられます。脳内の伝達物質である「セロトニン」は快感を増加する効果の高いドーパミンや、緊張・ストレスに反応を示すノルアドレナリンの動きを抑え、興奮や不安といった気持ちのバランスを調整する力があるとされています。

セロトニンの不足はアドレナリンを増加させ、アドレナリンの分泌が過剰な状態となることで、交感神経の亢進(非常にストレスがかかる状態、過緊張、興奮状態)によって自分の意図しない射精を引き起こします。

 

プリリジーの有効成分ダポキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に分類される経口早漏治療薬です。神経終末からのセロトニンの再取り込みを阻むことで、脳内のセロトニンの濃度を高め、これにより過剰な脳の興奮が抑えられ射精時間の延長をもたらします。

プリリジー(ダポキセチン)の効果 3~4倍の延長効果・満足度の改善

プリリジーは挿入から射精までの時間をおよそ3~4倍延長させる効果があることが立証済みです。さらに本人を含め、パートナー(女性)の満足度を高める作用もあるのです。

アメリカで12週に及んで実施された臨床試験ではダポキセチン30mgの内服したグループで性交の際に平均2分47秒、60mg内服したグループで平均3分17秒射精を遅延させることができたと報告され、用量が大きいほど高い作用が出ることがわかっています。

また2600人以上を対象とした臨床試験では、ダポキセチンが射精のコントロールに有用であった人の割合が30mgで52%、60mgで58%であったと報告されており、プリリジー60mg服用時はパートナーの満足度が2倍以上であった、と報告されています。

実はプリリジー以外に、パキシルなど他のSSRIに分類される薬剤も射精を遅延させる効果があることが分かっています。パキシル20mgの服用では挿入から射精までの時間が平均24秒だった人たちが34秒~90秒に延びたことが報告に挙がっています。ただしプリリジー程の圧倒的な早漏改善効果はパキシルでは得られません。

プリリジー(ダポキセチン)の服用方法

飲み方・服用方法も簡単で、性行為の1時間前に服用してください。

性行為の1時間~3時間前に服用してください。効果が表われない際は90mgまで服用できますが、60mgまででも十分な効果を得られます(30㎎-30㎎と1日2回に分けての服用も可能です)。

2~5時間は効果が持続しますが、中には最初の1回服用しただけでは効果を得られない方もいらっしゃいますので、最低でも6回以上は服用して効果があるかの判断をするようにしましょう。

プリリジー(ダポキセチン)とED(勃起不全薬)薬との併用

ED治療薬であるバイアグラ、レビトラ、シアリスとプリリジーは併用することが可能です。

特にレビトラ(バルデナフィル)は10㎎以上の服用で射精時間を伸ばす効果があるとの報告があります。レビトラとプリリジーを併用することで相乗的に射精時間が伸びると期待できます。

ただし両薬剤とも降圧作用がありますので降圧剤を服用している方で血圧が低めの時は併用を避けてください。

プリリジー(ダポキセチン)の副作用

プリリジーは副作用の少ない安全な薬剤であることが知られています(頻度は1~10%未満)。重篤な副作用の報告はありません。頭痛・めまい・下痢・嘔吐・睡眠障害・倦怠感・かすみ目・のどの痛み・口渇・蕁麻疹などの副作用が知られていますが、いずれも一時的なものです。

その他、長時間同じ姿勢で座っていたり寝ていた状態から急に立ち上がったりすることで起こる「起立性低血圧」を招くことがありますので、立ちくらみや失神などの起立性低血圧の症状の既往がある方はご注意ください。

以下の方はプリリジー(ダポキセチン)の内服はできません

  • 20歳未満、65歳以上の男性
  • 心不全や不整脈、冠動脈硬化疾患など心疾患の方
  • 中等度~高度の肝障害の方
  • 高度腎障害の方
  • てんかんの方
  • 緑内障の方
  • 出血性疾患や凝固異常の既往歴の方
  • うつ病、躁病、双極性障害、統合失調症の方
  • 抗HIV薬や抗真菌薬を服用している方

ユナイテッドクリニック各院では開院から、ED外来とともに早漏治療専門外来を開設しており、早漏治療でのプリリジー処方(ダポキセチン製剤処方)は日本でもトップクラスの実績がございます。ご不明な点がござましたら、お気軽にユナイテッドクリニックの医師にご相談ください。

正しい早漏治療ができないクリニックに注意!

早漏治療のスタンダードとなったプリリジーによる早漏治療ですが、プリリジーを処方せずに早漏には処方の適応がない「ユリーフ(シロドシン)」、「トラマール(トラマドール)」を処方している正しい早漏治療を行っていないクリニックがあります。

パキシル(パロキセチン)は従来の早漏薬と呼ばれ適応外ですがある程度の効果は認められています。しかしユリーフ(シロドシン)は副作用の逆行性射精がほぼ100%生じ、射精感が得られません。またトラマール(トラマドール)は元々癌性疼痛等の適応の薬です。依存性がありますので中毒にならないようにしないといけません。

正しい治療を行っていない危険なクリニックにご注意ください。

プリリジーを動画で解説

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