早漏(PE)治療薬パキシル(一般名:パロキセチンPAROXETINE)
パキシルとは?

ED治療薬・早漏治療薬を処方する医院・クリニックで「従来の早漏症薬」等と記載されている薬剤です。製剤名は「パキシル」で一般名は「パロキセチン」です。
パキシルの本来の適応症はうつ病・うつ状態、パニック障害、社会性不安障害で早漏症の適応はございません。早漏改善効果はパキシルの副作用になりますが、この副作用を利用して早漏症治療薬として適応外使用されています。
パキシルの効果
様々な論文等で効果が記載してありますが、一般的には性行為のおよそ5時間前に服用すると4~6人に1人程度の割合で平均34~90秒ほど射精時間を延長する効果が報告されています。プリリジー発売以前はカウンセリングとパキシル20㎎の服用が早漏治療の標準的な治療法でした。
現在の早漏症治療では、パキシルよりも圧倒的な射精延長効果のあるプリリジーが主流となっており、パキシルはあまり処方されなくなってきています。しかしながら、パキシルとの相性がいい方はパキシル服用で射精時間がしっかり延長するのも事実です。
ユナイテッドクリニック東京各院においても、パキシルはある程度の治療実績を持つことから、以前からパキシルを服用して早漏改善効果が認められる方、プリリジーで早漏改善効果が見られなかった方を中心に適応外使用ではありますが取り扱いを続けております。
正しい早漏治療ができないクリニックに注意!
早漏治療のスタンダードとなったプリリジーによる早漏治療ですが、プリリジーを処方せずに早漏には処方の適応がない「ユリーフ(シロドシン)」、「トラマール(トラマドール)」を処方している正しい早漏治療を行っていないクリニックがあります。
パキシル(パロキセチン)は従来の早漏薬と呼ばれ適応外ですがある程度の効果は認められています。しかしユリーフ(シロドシン)は副作用の逆行性射精がほぼ100%生じ、射精感が得られません。またトラマール(トラマドール)は元々癌性疼痛等の適応の薬です。依存性がありますので中毒にならないようにしないといけません。
正しい治療を行っていない危険なクリニックにご注意ください。